2012年08月28日

金メダリストがレースへ転向? ロンドン五輪から聞こえてきたモータースポーツの話題

写真拡大ロンドン五輪競泳男子200m背泳ぎで金メダルを獲得したクレアリー(中央)と銀メダルの入江(右)、銅メダルのロクテ=8月2日、ロンドン(鈴木健児撮影) 世界が注目したロンドン五輪が華やかに閉幕した。モータースポーツの本場・英国で開催されたからというわけでもないだろうが、ロンドン五輪は比較的モータースポーツがらみの話題が聞かれた大会だった。今回は、そのいくつかをご紹介しよう。(只木信昭)
 ■ダカール覇者がメダリストに
 前回の「エキゾーストNOTE」でもご紹介した2011年ダカール・ラリーの覇者、ナセル・アルアティア(カタール)がロンドン五輪の射撃競技に出場。見事に銅メダルを獲得し、ラリードライバーの能力の高さを証明した。
 「この数カ月間は信じられないような状況だった」。メダル獲得から2週間あまりが過ぎ、ラリーの現場に戻ってきたアルアティアは、そう感慨深げに振り返った。「五輪へ向けて真剣に準備をし、夢だった銅メダルを手にすることができた」
 アルアティアが出場したのは7月30〜31日に行われた男子クレー・スキート。30日の予選を121点(125点満点)の4位で通過したアルアティアは、31日の決勝では23点(25点満点)をマーク。予選3位だったワレリー・ショミン(ロシア)に並ぶと、3位を決めるシュートオフでショミンを6−5で下した。カタールにとっては史上3個目の五輪メダルに、アルアティア以上にカタール・チームの関係者が狂喜乱舞した。
 アルアティアは、前回の北京大会では旗手も務めた“カタール選手団の顔”だ。過去の五輪での最高成績は2004年アテネ大会の4位。このときは今回とは逆に、シュートオフで敗れてわずかにメダルに届かなかった。
 一方のラリーでは、昨年1月のダカール・ラリーを中東出身者で史上初めて制し、今季も最高峰の世界ラリー選手権(WRC)に自らのチームを率いて参戦している。
 今年1月のダカール・ラリーはリタイアに終わったが、“おかげで”日程に余裕ができ、直後に母国で開かれたアジア選手権に出場することができた。ここで150点(全弾命中)をマークして世界記録に並び、五輪出場権を獲得していた。
 6月のWRC第7戦・ニュージーランドラリーは欠場して事前合宿など五輪へ向けた準備に充てた。8月2〜4日の第8戦・ラリーフィンランドも欠場。自身5度目となる五輪出場にかけていた。
 メダル獲得直後、「素晴らしい気持ちだ。5度目の五輪、2度目のシュートオフ…。この日をずっと待ち続けていた」と話したアルアティア。自身の競技終了後は「ロンドンに残って、素晴らしい雰囲気に浸りきっていた」そうで、五輪の雰囲気を存分に楽しんだ様子。「4年後のリオデジャネイロ五輪で金メダルを取るんだという決意を固くした」という。
 同時に「ラリーに戻ってこられてとてもうれしい」とも。41歳は「二つの情熱の、どちらかを選ぶなんてできない。二つのスポーツで戦えることがどれだけ幸運なことかを実感できたよ」とうれしそうに話した。
 ■金メダリストの転身先は?
 入江陵介(イトマン東進)がライアン・ロクテ(米国)を下して金メダルなるか−が期待されたロンドン五輪競泳男子200メートル背泳ぎ決勝。8月2日(日本時間3日未明)に行われたレースを眠い目をこらして観戦された方も多いだろう。
 結果、入江は銀メダル。23歳の伏兵、タイラー・クレアリー(米国)が五輪新記録をマークして金メダルをさらったのだが、このクレアリーが金メダル獲得後のインタビューで、競泳引退後にモータースポーツに転向する意向を表明した。
 「本気なのかい?」と聞かれて「百パーセント、本当だよ」と答えたクレアリー。「競泳を引退したらレースカードライバーになりたいと真剣に考えているんだ。この話をすると、聞いた人は笑ったり驚いたりするんだけど、僕は本当にうまくやれると知っているんだ」
 子供の頃から家族で、大馬力のオフロード車に乗って砂漠に遊びに出ることが多く、「エンジンやギアの音がいつも自分のそばにあった」。所属した水泳クラブの一つがカリフォルニア州フォンタナのオートクラブ・スピードウエーで物販のブースを運営していたことから、「NASCARのレースを数え切れないほど見に行ったし、ドライバーズシートに座りたいとずっと思っていたんだ」という。
 昨年はオフロードレースのチームに加入し、メカニックやピット作業など「運転以外の仕事はほとんどすべてやり、いろんなことを教わった」。五輪へ向けた準備に専念するためチームを離れたが、「その経験をすべて生かし、前に進みたいと思っている」と希望を口にする。
 金メダル獲得により、レースドライバー転身までのスケジュールは狂ったのか? その質問に「答えるのは難しいね。何しろ(金メダル獲得で)それまで以上に(水泳への)モチベーションが高まったからね」とクレアリー。「でも本当に、競泳を引退したら努力するつもりだ。そのときのために、数年後には可能な限り経験を積み上げる考えなんだ。そうすれば僕が口だけじゃないってことが分かると思う」と言い切る。すでに北米最大のスキップ・バーバー・レーシングスクールの経営者と会い、特別プログラムを紹介されたとも話している。
 「F1に乗れればいいね。でも僕は車に乗れればハッピー。インディカーでもラリーでもストックカーでもオフロードレースでも、何でも素晴らしいよ。僕はレースへの情熱があり、本当にやりたいんだ」。23歳の金メダリストは“セカンドキャリア”に胸を膨らませている。
 五輪競技のトップ選手からモータースポーツに転身した成功例としては、スキー・アルペンのW杯総合王者から2006年ダカール・ラリーを制したリュク・アルファン(フランス)がいる。
 ■五輪跡地でのF1開催は?
 7月8日の「エキゾーストNOTE」でご紹介したように、ロンドン市街地でのF1開催という案が浮上している。当初、多くの識者は話題作りのための打ち上げ花火的なものと見なしていたが、五輪期間を通して実現性は少し高まったようだ。
 ロンドン五輪のメーン会場だった五輪スタジアムを利用してのF1開催案が7月17日、正式に俎上に上げられた。会場の跡地利用を検討する「ロンドン遺産開発公社」(LLDC)が、検討する4つの跡地利用案の1つがF1招致であることを明らかにしたのだ。
 五輪で8万人を収容したスタジアムは6万人収容に規模を縮小される予定で、17年の世界陸上開催が決まっている。F1開催以外の跡地利用案は、サッカー・プレミアリーグのウエストハムがホームとするもの、下部リーグのレイトン・オリエントFCが使用するもの、そして大学サッカーが使用するというもの。インパクトとしては最も大きいF1開催だが、すでに環境保護活動家が反対の声を上げてもいる。
 そんな中、F1の営業権を掌握する最高権力者のバーニー・エクレストン氏は8月4日、五輪スタジアムを含む五輪公園へ観戦・視察に訪れた。「すごい人出に驚いている。F1をやっても多くの人が見に来るだろう」。そう感想を話すと、こう付け加えた。「問題はサーキットだ。開催を計画している人たちは、スタジアムのアリーナをマシンが通過することを考えているようだ。どんなものになるか、見てみようじゃないか」
 その一方でエクレストン氏は「われわれがもともと計画していた、ロンドン中心街でのレースの方がいい」と話したともいう。はたして真意はどこにあるのか、形が見えるまでにはまだ時間が必要のようだ。
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金メダリストがレースへ転向? ロンドン五輪から聞こえてきたモータースポーツの話題
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posted by FerraristaMASSA at 00:18 | Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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